主な症状

うつ病に見られる症状は、人によってさまざまです。それにはさまざまな症状が見られますが、それを大きく分類すると、主に二つの症状に分けられます。その二つの症状として、「精神症状」と「身体症状」があげられます。精神症状とは、その名の通り精神に現れる症状のことを指します。一方で身体症状とは、その名の通り身体に現れる症状のことを指します。では、具体的にそれぞれどのような症状が見られるのでしょうか。

うつ病に見られる精神症状の一つに、「意欲の喪失」があげられます。人には、「美味しいものを食べたい」や「友人や仕事仲間と仲良くしたい」、「人によく見られたい」、「性欲を満たしたい」などなど、さまざまな欲求があげられますが、うつ病を発症してしまうと、それらの意欲が無くなってしまいます。「お腹が減ったから、何か食べたい」という自然な欲求もなくなり、外見を気にすることもなくなるため、服装が乱れたり、化粧をしなくなったりすることもあるようです。また、常に気分が落ち込んだ状態で、不安や焦り、イライラを感じるようにもなり、心が休まるときがありません。それにより、集中力も欠如し、仕事でミスが多くなったり、ケガや事故にあったりしてしまうことも多くなるのではないでしょうか。全ての物事を悲観的に考えるようにもなり、喜びや楽しみを感じることすらできなくなってしまいます。映画や音楽、趣味など、これまで好きだったことも何の興味もなくなり、人生に楽しみを見出すことができなくなってしまうのです。
こうした精神状態でもあることから、「自分には存在意義はあるのか・・・」「自分は、この世に必要ないのではないか・・・」と考えるようになり、こうした考えを紛らわすために飲酒量が増えたりもします。

うつ病に見られる身体症状の一つに、「睡眠障害」があげられます。夜眠れなくなったり、朝早く目覚めたりします。また、ぐっすり眠ることができなかったり、寝ても寝ても寝足りない・・・と過眠に陥ってしまったりすることもあるようです。また、「食欲不振」もあげられます。精神的な症状として意欲の喪失も見られることから、食欲が無くなってしまうことがあげられますが、うつ病の種類によっては、反対に過食に陥ってしまうこともあるようです。こうした睡眠障害や食欲不振などの症状は、うつ病の典型的な身体症状ではありますが、その他にも、さまざまな身体症状があげられます。頭痛やめまい、耳鳴りがするようになったり、動悸や味覚障害が生じたりすることもあります。また、肩こりや腰痛もひどくなり、下痢や便秘、生理不順などが生じる場合もあります。他にも、性欲が低下したり、男性機能に問題が生じるようになったりもしますし、腹痛や胃の不快感が生じるようにもなります。